神戸アドベンチスト病院様は病床数116床の兵庫県の指定二次救急医療機関として、予防医学から急性期医療に至るまで様々な患者様を支える医療に取り組んでいます。今回は、院長の森先生と採用担当の永井様(以下敬称略)にインタビューにご協力いただき、弊社サービスの活用についてお伺いしました。
Dr.'s Prime導入の背景と導入前にあった課題
大城:弊社のサービスを導入するに至った背景をお聞かせください。
森:常勤医師の高齢化に伴い、当直回数を軽減したいというのが一番の目的でした。また、常勤医師が一人退職されたため、当直医師が不足しておりました。退職者を補填するため常勤医師の採用を進めておりましたが、採用が難航したため非常勤医師の採用に切り替える方針に変更しました。その際に、当直帯を幅広く診療できる医師に変え、常勤医師は日中の業務や重症度の高い患者様に注力するといった体制に変えていきたいと思っていました。ちょうど2024年4月から始まる働き方改革への対策にもつながるため、質の高い非常勤医師紹介を行っているドクターズプライムにお願いすることになりました。
大城:ありがとうございます。ドクターズプライム医師が不当なお断りなく患者様を診て、そこからの対応は常勤医師に任せるという業務のすみ分けを行うことで常勤医師の負担を軽減したいというお話しがありましたが、導入以前の救急車の断りはどんな理由で発生していたのでしょうか?
森:専門外のお断りが多くありました。例として外科の先生が内科の症状などがあると断ってしまうといった事例があり、改善のために当院でも当直室に応需率のデータを張り出すなどをしましたが、改善の見込みはありませんでした。普段外来業務を頑張っている常勤医師に対して、私自ら注意するのも心が痛むということもあり、強く改善を促すことができずに頭を抱えておりました。
大城:ありがとうございます。応需率の改善だけではなく、森先生の心理的負担の軽減にもつながっていたというお声をいただけると、弊社のサービスがより病院様に貢献できていることを実感し大変嬉しいです。
Dr.'s Prime導入の効果
大城:実際にDr.'s Primeをご導入いただいたことで、どのような効果がありましたか?
森:病床利用率が大幅に改善しました。具体的にはコロナ禍で70%まで落ちていたものが現在81%まで改善しています。これには、ドクターズプライム医師が断りなく救急車を受け入れているため、受け入れの母数も上がることから安定した入院率にドクターズプライムが貢献していると感じています。
大城:ありがとうございます。入院率が高いということでしたが、ドクターズプライム医師の勤務時にはなにかされていますか?
森:導入時に作成したマニュアルを看護師にも共有することで勤務する医師が入院の判断がしやすい体制を作っています。こうしたマニュアルの整備や広く周知することもドクターズプライムがきっかけになったと思います。
大城:ありがとうございます。応需率の改善だけではなくマニュアル整備などの院内のルール作りにも貢献できているというお声をいただけて大変嬉しいです。
Dr.'s Prime医師の評価
大城:ドクターズプライム医師の評価についてどのような印象をお持ちですか?
森:導入前は若手の非常勤医師ということで技術や勤務態度の面で不安も多かったですが、引継ぎも丁寧で技術だけではなく人柄も良いと感じています。特にカルテの書き方がお手本のように丁寧で、 早く丁寧に書くノウハウを持っているんだと感じています。薬の時間帯の書き方などパターン化している部分が多く、看護師からもわかりやすいという声が多いです。
大城:ありがとうございます。より病院様のご意向に沿った医師を継続的にご紹介できるように今後も努めて参ります。
Dr.'s Prime導入時のハードル
大城:弊社のサービスをご導入いただくにあたって、難しかった点や調整が必要だった点などはございますでしょうか。
森:当院では、患者様や院内スタッフへの対応の質を重視しているため、対応の良い医師が来てほしいという要望がありました。実際は技術面も人柄もよく、看護師、常勤医師からも非常に高い評価を得ております。
大城:貴重なご意見ありがとうございます。今後も技術、対応の質がともに高い医師のご紹介をさせていただければと思います。
今後の展望
大城:最後に、神戸アドベンチスト病院様が今後目指す理想の姿などがございましたらお教えください。
森:病床利用率を今後もあげていきたいと考えています。現在、コロナ禍前の数字の83%に追いつきつつありますが、今後は85%程まで上げていけたらと考えています。そのためにドクターズプライムに力を貸していただきながら、より患者様に向き合った病院になっていきたいと考えています。
大城:引き続き、救急を断らない医師のご紹介を通じて、貴院の救急体制強化のサポートができればと考えております。本日はお忙しい中お時間いただき、ありがとうございました。
インタビューの様子 左上:森先生 永井様 右上:大城 下:並木
神戸アドベンチスト病院様のように、「救急を断らない医師」を採用することで、
- 高齢化している常勤医師の当直の負担軽減を行いたい
- 救急応需のマニュアルを整備し、浸透させたい
- 救急車の受け入れ数、入院数を増加させたい
という医療機関様は、ぜひ以下のフォームよりお問い合わせくださいませ。資料請求やご相談をお待ちしております。